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自治体システムにもSaaS化の波

1つ前の記事で「SaaS型ビジネスへの移行が進んでいる」という趣旨のことを書きましたが、この流れは民間ビジネスに限った事ではありません。

実は、私が道庁在職中に担当していた「北海道電子自治体プラットフォーム構想」、いわゆる「HARP構想」においては、当初から(その当時はSaaSなどという言葉はなかったのですが)現在言われているようなSaaS的な考え方で各自治体に情報サービスを提供しようと考えていたわけです。

構想を企画した当時は、総務省に提案を説明に行っても全く理解してもらえず、「北海道は何か間違った方向に進んでいるのではないか?」「そんなことはやめたほうがよい。標準的なパッケージシステムを作って、さっさと各自治体に安価に配りなさい!」と、厳しく指導されたことが懐かしく思い出されます。

総務省からコテンパンに言われながらも、当時の上司が粘り強く有識者(大学教授や有名な研究者など)に働きかけ、徐々に理解者を増やしていったのです。
何度、構想を断念しようと思ったかわかりませんが、努力の甲斐あって、ついに総務省のお墨付きをいただき、今に至ったというわけです。

それ以来、システムを「作らず・持たず・使うだけ」というコンセプトは、世の中でも急速に浸透し、いまや国をあげて「ASPだ」「SaaSだ」と盛り上がっています。
一部には、基本理念を十分に理解しないまま、単にトレンドとして盛り上がっているような傾向もあるので、あまり素直に喜べないところも多いのですが、いずれきちんと地に足がついた取り組みとなって行けばいいなと思います。

それはそうと、5月に東京で開催される「IMPACT 2008」というイベントで、北海道のHARP構想に関連した講演(セッションC-4)も予定されているようです。
よいセッションとなることを陰ながらお祈りしたいと思います。