お盆休みで函館に帰省した際、オープンしたばかりの箱館奉行所を見てきた。
予想に反して(失敬!)、ちゃんとした施設だった。
長い年月をかけて当時の記録を分析し、当時の材料や工法をできる限り忠実に用いて建築したのだそうだ。
当時の瓦の製法上、色にバラツキがあったのを反映して、あえて瓦の色が均一にならないように工夫したと言う。
記録に残っていない部分は、当時の文化や技術に照らして、専門家の方々が「おそらくこうだったに違いない」という推察をして作ったそうだが、それでもわからない部分は「おそらく何らかの装飾が施されていたに違いないが、無理に勝手な想像をするのは諦めて真っ白い壁にした」という話も聞けた。
建物の中に入ると、時代劇のセットの中に居るような錯覚にとらわれた。
きっと、そのうち映画のロケに使われることもあるのではないだろうか。
目先の人気を狙ったテーマパークを作るより、こういう真面目な歴史的資料を残したほうが価値があるかもしれない。
花見の時期以外は五稜郭は少々物足りない観光地だったかもしれないが、箱館奉行所ができたお陰で、また1つ観光名所が増えたことは喜ばしいことだ。
周りの家族連れを見ると、小さな子供たちは非常に退屈そうにしていたが・・・